鍼やお灸は動物にも効くのですか? ●鍼やお灸は、ヒトにおいては代替医療の一つとして広く行われています
代替療法はその効果が科学的未検証の医療体系と定義されていますが、漢方薬は日本では医薬品として処方されています。
そのほかにもアガリクスや冬虫夏草など生薬を用いた健康補助食品もその効果が取り上げられ広く利用されるようになってきました。
動物でもこれらの治療は非常に効果の認められることがあります。当院では、西洋医学では限界のある腫瘍症例や脊髄疾患で下半身が不自由だったり排尿困難のある動物に鍼や温灸に最新のレーザー治療を組み合わせて、臨床症状の改善や痛みが取れるなどQOL(生活の質)の向上が認められる症例が多くいます。
また、高齢動物や坦癌動物ではさらに免疫機能が低下している場合が多く、冬虫夏草や霊芝やアガリクスなどの生薬成分が体力の維持に有効なことが多いので、これらを併用することでより効果が高まります。
慢性感染症やアレルギーなどで抗生物質や副腎皮質ホルモンなど副作用のリスクのある薬を長期使用する時に、代用としてこれらの治療や漢方薬を使うこともあります。
これらの治療は犬、猫ばかりでなく、ウサギなどの小動物においても有効です。
しかし、これら代替療法はすべての症例にいつも同様の項があるとは限らず、誤診も含めて素人判断や素人療法は危険です。
やはりまず、経験豊かな動物病院でしっかりした西洋医学的な診断をした上で、その子にあった適切な治療法を選択すべきだと思います。 上手に西洋医学療法とこれら代替療法を使い分ける必要があります。そうすれば、西洋医学的な治療に限界を感じている病気にも一すじの光が差し込むかもしれません。